100年に1度、の件

「100年に一度の不況」などと言われます。

スポーツで「最強決定戦」という言葉が使われている際に、
「そんなにちょくちょく最強は決まるかよ!」と思うのと同じで、
「都合よく、100年に一度なんて見出し立てないでよ!」
という感想もあるのですが、
「ん?ちょっと待てよ」とも思っています。



矛盾していますが、
これからは毎年「100年に一度」のことが
起こるんじゃないかなと思うのです。



つまり、「100年に一度」くらいの気持ちで何か生み出さなきゃ、
という意味でもあるし、
そもそも人類は、前年と同じ年なんて、送ったことがあるのか?という疑問が浮かんだり。同じ曲で紅白に出続ける演歌歌手じゃあるまいし。

戦後60年近く、分離独立紛争もなく、国民が中流意識を持てたことが奇跡ではないでしょうか?と。


安易な「不安のマーケティング」への反発を覚えるとともに、
「100年に一度」の変化はありとあらゆるところに起こり、
常に自分も変わり続けなければいけないと思うのです。


かけがえのない一期一会の瞬間瞬間を生き続けるのが生であり、
それは100年どころか、もう2度と繰り返されないものということを、
最近強く感じるのです。


「去年と、半年前と、一月前と、昨日と、
自分はどれだけ変われただろうか?」と。