混浴温泉世界 場所とアートの魔術性』遂に校了!

tomosama2010-02-13

昨年夏よりTSチームが編集担当として制作を進めてきた、
別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界」の記録と、
NPO法人BEPPU PROJECTの活動の軌跡を収めた、
『混浴温泉世界 場所とアートの魔術性』
が遂に校了しました!


河出書房新社より、3月1日全国書店にて発売です。




BEPPU PROJECTオフィシャルサイト
http://www.beppuproject.com/news.html#b

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『混浴温泉世界―場所とアートの魔術性』


発売:河出書房新社
編者:TOKYO SOURCE
監修:芹沢高志(P3 art and environment)
著者:NPO法人BEPPU PROJECT
発刊:2010年3月1日(予定)
B5/全200ページ、定価:2,800円(税別)


BEPPU PROJECTは、別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界」とBEPPU PROJECTの軌跡をしるしたドキュメント本『混浴温泉世界―場所とアートの魔術性』を発刊いたします。全国の書店で3月より発売開始予定です。是非ご期待ください。


■編者:TOKYO SOURCE
CMプランナー近藤ヒデノリと編集者米田智彦を中心に、「東京発、未来を面白くする100人」をコンセプトとしたインタビューWebマガジンを核に、多岐にわたる「編集」を行なう。著者に『これからを面白くしそうな31人に会いに行った。』(ピエブックス)。


■監修:芹沢高志
1951年東京生まれ。89年にP3 art and environmentを開設。さまざまなアート、環境関係プロジェクトを展開する。帯広競馬場で開かれた国際現代アート展『デメーテル』の総合ディレクター(02年)、アサヒ・アート・フェスティバル事務局長(02〜08年)、横浜トリエンナーレ2005キュレーターなどを務める。著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)、訳書にバックミンスター・フラー宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫)などがある。

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編集作業は別府と東京の二元で行い、
僕はエディトリアルディレクターとして可能な限りの工程にかかわり、
編集後記も書かせてもらいました。


制作を終えて改めて思ったのは、
とにかく、別府という現代アートとは縁もゆかりもない温泉地に、
BP代表の山出淳也さんがアートNPOを立ち上げ、
本当にその五年後に国際アートフェスティバルを開催してしまった、
という行動力とか信念のすごさ!! 改めて敬意を表します。


今回の書籍制作でも、
山出さんをはじめ、デザイナーの森竹さん、編集を手伝ってくれた田嶋さんなど、
BPスタッフが忙しい日々の業務の中、本の制作のために時間と労力を割いてくれました。


また、「混浴温泉世界」総合ディレクターの芹沢高志さんには、
監修として、様々な御助言をいただきましました。


写真も、グラビアページ満載!
表紙と巻頭は、別府出身の草本利枝さんが撮影。
幻想的な写真が、魔法にかかった町を表現。


TS高木NOJYOは、印象的な別府の各シーンを切り取り、
章扉の写真と巻末の裁ち落としグラビアを担当。
旅行者としてのクールな目線でこの町に迫りました。


そして、
別府の中でも知る人ぞ知る秘湯?を僕と一緒に撮影しに行ってくれた安藤幸代さんは、
地元っ子ならではの、温泉激写写真をシュート。


フェスティバルの記録写真もふんだんに使わせていただき、
地元写真家の皆様にも大変お世話になりました。

表紙の撮影風景。ものすごい寒さで途中から雹が降ってきたりして。


それから、TS近藤と行なったTS本編のインタビューを抜粋しています。
芹沢さん、山出さんに加えで、国内若手の制作発表の場となった、
「わくわく混浴アパートメント」のコーディネータを務めた、
未来美術家の遠藤一郎君のインタビューが掲載されています。


おそらく3月初旬から書店に並ぶと思いますので、
見かけたら手にとってみて下さい!



別府での滞在制作中の記念撮影。