武田陽介個展「「≠ [not equal to / 等号否定」


TOKYO SOURCEにも参加している写真家の武田陽介君が
初の個展を開いている。
http://d.hatena.ne.jp/YousukeTakeda/


突然の大雨の中、茅場町の駅から会場のSANAGI FINE ARTSへ。
6月にオープンしたばかりというギャラリーは築うん十年という建物の1F。
今回の展示はギャラリーにとっても初の企画展とのこと。
会場はうすぐらい中に天井からやさしい光をあてていて、
いい雰囲気を出している。




意味があるようでないような、でも意図がないわけではない、そんな写真が並べられる。
対になって並ぶ撮影対象物だが、微妙にその2つは違う。そんな作品群。



セットアップしたものをスナップのように撮っているのか? それとも・・・




夜の住宅街を俯瞰で撮った写真。でも、よく見ると崩壊した家が1棟あったりする。
デジタル加工技術を使った、だまし絵のような不思議な感覚。
とらえようとすると解らなくなる。諦めるとふとヒントが訪れる。
そんなインスタレーションである。



TSも花を出したので、その前で記念撮影。
オープニングの後は打ち上げへ参加させてもらう。


アナログからデジタルへ移行する世代の、というより、
現代美術を明確に意識し、写真表現を行う若き世代の写真家という印象だ。


武田陽介展は10月24日まで開催。ぜひ。