長岡での田植え初体験

早く更新したかったが、
ブラウザにSAFARIを入れてから、
すこぶる調子が悪い。
SAFARIではなぜか「はてな」が更新できず、
SAFARIを入れてからはなぜかIEがロクに動かないという状況。
ちなみにCHROMEを入れてみると、なんとGmailが読めないという
なんともトホホな状態が1週間以上続いている。
VISTAは、ホントにホントにひどいOSだ。
誰が喜んでいるんだろう。
次は、いっそのことXPに戻ってくれればと思う。


・・・とどうでもいい愚痴はさておき、
さて、今回の田植え体験。
TSで「ローカルソース」を立ち上げ、
地域で活躍される方を紹介したいと思ったのには、
農業への関心があったこともきっかけの1つ。
巷の農業ブーム云々というより、
とにかく自分の身体で土をいじって
体験することで確かめてみたかった。

実は今回の企画ライブドアのKさんのお誘い。
「独身女性」略して独女の「婚活」のための、
「米友達」、略して「米トモ」を
実際に田植えをしながら作るという企画。


一本遅れて新幹線に乗ってしまい、
長岡駅まで車で迎えに来てもらい、現地に到着すると、
幸いにもおにぎりタイムでまだ田植えは始まっておらず。
現地のスタッフや農家の方々は1名のみ女性で、
東京から来ているのは女性のみという中、
何がなんだかよく分からない状況で自己紹介する。

やはり、「婚活」という文字を企画に入れてしまうと、
引いてしまうのか、なかなか人数が集まらなかったそうで、
「婚活」はさておき、
「農業体験」への参加として僕にお呼びがかかったというのが今回の経緯。


でも、皆さん、温かい方ばかり。
全員「名札」を付ける決まりになっていたので、
名刺を見て名前を呼んでくれる。
その後、車で田んぼへ移動。


碁盤のように縦横に線が入れられた田。
線の交差する部分に苗を植えるよう教えてもらって、
ほぼ初体験の田植え、いざスタート。

女性陣は「素足の感触を楽しみたい」と裸足だったが、
僕は長靴を借りて履いていたので、
いったん深く地中に足が刺さるとなかなか抜けられず、
あっという間に1人取り残されてしまう。


途中で、今年農協に就職したという男女4人組も現われ賑やかになってくるも、
だんだんと田植えに集中していく一行。
集中した成果か早めに終わって、用水路で手足を洗い、
記念撮影を終えると、いきなり豪雨に襲ってくる(笑)。
走って車に戻り、難を逃れる。


「アクアーレ長岡」という総合スパ施設に移動。
今回も温泉にイン。ホントに毎週、湯に浸かっている(笑)。
我ながら「湯道」街道まっしぐらだな、と思う。
お子さんを連れて参加されている現地職員の方もいらっしゃったので、
子供とキャーキャーいいながらジェットバスや露天を楽しむ。



その後、野菜の直販所やスーパーで買出し。
新潟はナスの産地だとは知らなかった。作付面積も全国1位だそう。
小さくてコロンとした形のジュウゼン、まん丸のキンチャクなど、
東京ではなかなか見られない種類、しかも新鮮。


車でバーベキュー会場へ。
包丁が足りないので、
みんなでワイワイいいながらキュウリを素手で折ったり、
ピーマンの種をとったりして野菜の準備。


そして、乾杯、挨拶をして、農家の方々と酒を酌み交わしながら談笑。


「長谷農場」の若き専務(自称)のシゲちゃんという20代前半のダルビッシュ似のイケメン。
積極的に話しかけてくれる。

「小学校の頃から将来なりたいのは農家と書いていたし、
百姓ってカッコイイと思っていたんです。
でも、やっぱり『おまえんち、農家なんだってな!』とバカにされたりしました。
将来は周りに胸を張って『農業をやってます』と言えるようなカッコイイ農家になりた。
ビストロSMAP』に出るのが夢です(笑)」


また、新潟といえばやはり地酒。
「八海山」や「久保田」は有名だけれど、
この日、僕が買ったのは「朝日山」。
その酒造メーカーで働いている男子と、
日本酒の素晴らしさ、日本人の美学についてなどアレコレ話す。


皆さん、当たり前だけど農業に対して熱い。
そして、プライドを持っている。素晴らしい。


その後は、また車に乗って、植物園近くの田んぼへ移動。
ここでは、6月から7月上旬にかけて蛍が見れるという。
しかし、この日は雨が降った上に気温も低いので、見れるかどうか、とスタッフの方も心配している様子。


現地到着。林に隣接した田んぼを凝視する。
すると、小さい黄色の光がふら〜と上がってくる。
しばらくすると、それが何匹も出てきて、
あたりはたくさんの蛍が飛んでいた。
思いもかけない貴重な体験。
やはり、生活排水が流れ込み、
年々蛍の数は減っていっているらしい。
それに、田んぼにコンクリの用水路を作ると流れが速すぎて、
卵がつきぬくなってしまうとのこと。


それでも、天然のゲンジボタルが舞う姿は幻想的で、目を奪われる。
僕が蛍を見たのはいつ以来だろうか。
小さい頃に、米田家の墓のある熊本に小学生の頃行った時以来2度目か。
写真はさすがに写らなくて残念。
でもフラッシュを焚くと蛍の生殖能力が落ちてしまうとのこと。


そんなこんなで、
田植えプラス温泉、現地の食材を堪能したバーベキュー、
そして蛍鑑賞と充実した長岡滞在。

企画してくれたKさん、現地職員の高橋さん、スタッフの皆さん、
そして忙しい中、本来なら終わっているはずの田植えを特別に準備して、
温かく迎え入れてくださった農家の皆さん、感謝感謝です。


ぜひまたお会いしましょう。
そして、自分が植えた苗が実る秋には、また収穫に訪れたいです。


一過性じゃなく、そして単なる農業体験の顧客としてではなく、
現地の農家の方々と直に話し、縁を持てたことはすごい収穫。
やっぱり、これからの旅は、人とのつながりが発生し、
その土地のサポーターとしてかかわりと持たなきゃと、
今まで考えてきたことをさらに深めることができた旅となった。

次回の開催があれば、皆さんも農業体験、参加してみませんか?