Portishead



Portisheadを聴くといつも「背徳」という言葉をイメージしてしまう。
何度もこのライブDVDを観ているが、
深夜にこの"Stranger"を聴くと「ヤバイ!」と絶叫しそうになった。
もちろんTRIP HOPってそういう音楽なんだけど、
なんてパンクでヒップホップでダークなポップミュージックなんだろう。


身体は健康がいいけど、
精神は健康じゃない方が美しい、そういう歪んだ美みたいなものに
今また惹かれる。闇の美学。



色んなことへの反発や自分の生理なんだろうなと思う。
世界にはダークネスなものが足りない。闇が足りない(笑)。


バンド結成時、
ボーカルのベスと出会ったコンポーザーのジェフは、
「こんな暗い音楽に歌をのせてくれる人がいるとは思わなかった」と
感激したそうだが、
暗い音楽って、今すごく必要なように感じる。
すべてがアッパーでハッピーだと、物足りない。



こういうバンド、今でもやりたい。


99年頃、NAMELESSというバンドをやっていたのだけれど、
マッキントッシュをライブに持ち込んで、
生バンドとブレイクビーツ、サンプリングとの同期に
励んでいたことを思い出した。
デジリデゥの音とハモンドオルガン
それにアコギを重ねたりしていたなー(遠い目)。