ツイッター〜UST〜「朝まで…」2番組

[日々の雑記]ツイッター〜UST〜「朝まで…」2番組


今年は、ツイッターのせいでめっきりブログの更新がにぶっている。
さらに追い打ちをかけるように、
USTREAMのせいで、
テレビも観なくなってしまった。
オリンピックが行われていても、
テレビはつけず、
誰かが中継するイベントを観ていることの方が多かったほど。
ツイッターのつぶやきによって、
ハーフパイプ国母選手の結果も知ったくらいだ。


もし僕のブログをRSSフィードなんかで読んでくれていて、
でもツイッターをやってない方がいたら、
申し訳ないと思う。


ただ、予想をはるかに超えて、ツイッターの同時共有性は、依存性がある。
毎日人の縁や興味が近しい人へコネクトしていくのは面白くてしょうがない。
今、明治政府以来の中央集権体制は、ガラガラと音を立てて崩壊しつつあり、
情報の民主化が猛烈に浸透していることを日々感じている。


そんな中、ソフトバンクの記者発表中継の話はこないだ書いたけれど、
今度は「朝まで生ダダ漏れ」という
USTREAMを使った中継にも、
お手伝いとして現場入りさせてもらった。


イベント概要はこちら↓
http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/508


1部の司会を田原総一朗さん、2部をジャーナリストの津田大介さんが務めた。
テーマは『どうなるこれからのジャーナリズム!』。
パネリストに上杉隆さんらジャーナリストや週刊朝日編集長などが出席、
途中からは自民党河野太郎さんも加わり、
ツイッターで寄せられた視聴者からの質問を交えて、
6時間にも及ぶ討論会を中継した。


…とここまで書いても、ツイッターの速さに慣れてしまうと、
じれったくてしょうがないというか、
まったく伝わらない気がしてきた苦笑。


それから・・・
この前日の深夜にはテレビ朝日で(本家の)
朝まで生テレビ」が放送された。
もちろん、司会は田原さんである。
こちらのテーマは日本の凋落に立ち向かう若手ベンチャー企業を巡るもの。
パネリストには、堀江貴文さんや東浩紀さんに加えて、
チームラボの猪子寿之さんの姿もあった。


実はツイッターでは前日くらいから猪子さんが出るのでは?
と噂になっていた。
僕はTSで(ほんとに)長々と3日間もインタビューさせてもらってから、交流させてもらっていて、
彼の雰囲気を知っていたので、
「ほんまに出るんかいな?」と、
当日まで半信半疑だった。
オリジナルな思想でネット事業やメディアアートを追求してきた彼が、
正直好きではないであろうテレビの生番組に出るのだろうかと。


だが、番組オープニング前、
出番待ちをする出演者の一列に彼の姿が本当にあった。
それも、僕と会った時にも着ていたGジャン姿で(笑)。


番組開始当初は割と様子見という感じで、目立っていなかった彼だが、
自分のターンになると、いきなり例の「電波」を繰り出し、一同をつかむ。
チャラ男風に見えて実はあんまり目立つことを本人好んではないし、
(おそらくチームラボにもっと仕事が来るように、ということで出演したのではないか)
要所要所はちゃんと気を遣って他の発言者の邪魔をしないようにしていた。
バンクーバー五輪の国母選手を「雪滑ってた人」と表現。
(オリンピックのオの字も、スノーボードのスの字も出さないところが彼らしい)
「日本はチャレンジすると怒られるじゃないですか!? 超怖い」と言い放った。

それからははっきり言って猪子劇場だった。
「猪子騒動」と僕はツイッターでつぶやいていたのだけれど。


ホリエモン、亀田親子、沢尻エリカ、そして朝青龍
ここ数年、「鼻っ柱は強いが勢いがあってのしていこうとする若者」
をとにかく叩いてきたのが日本社会とマスコミ。
何が何でも「コンプライアンス」の一点ばりで、
生意気だけど新しく世に出てきた杭を打ってきた。
そんな危機的状況について、いささかストレンジなものの(笑)、
猪子さんならではの言葉で表現していたように思う。


振り返ってみると、TOKYO SOURCEもそういった世の中の圧倒的な閉塞感や
気持ち悪さに違和感を覚えて、新しい表現者に出会いたいと、
始めたような気がする。
無意識に感じながら続けてきたわけだが、
ツイッターやらUSTやら朝生での猪子さんやらで、
さらにそれを強く感じている。